正教会の場合、聖人には必ず使徒、亜使徒、致命者、克肖者などの称号が付く。これはその聖人の信仰のありようを記憶するために教会が決めるもので、個人が恣意的に変更してよいものではない。ただし「主教」「大主教」等の称号には、地域差が反映されることがある。たとえば新致命者神品致命者聖アンドロニク(ロシア革命で致命)は、世界的には「ペルミの大主教」と呼ばれるが、日本においては初代京都主教という関係を重くみて「京都の主教」と称する。
正教会には、カトリック教会におけるような尊者・福者の概念は存在しない。従って列福といった手続きも存在しない。英語の"Venerable"は正教会では克肖者、カトリック教会では尊者と訳されて異なっている事にも見られるように、訳語にそれぞれの教会の聖人に対する扱いの差が反映されている。
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カトリック教会には列聖前の段階として、尊者・福者の段階がある。
第2バチカン公会議後のカトリック教会のあり方の見直しの中で史実での存在が疑われる伝説的な聖人は聖人暦からはずされた。またキリストの降誕を準備する待降節、復活を準備する四旬節からも、本来の精神を大切にするという意味で聖人の祝い日が移動された。